佳作 メタンハイドレート

帝塚山中学校 1年 宇津原 叶人

 ぼくは、地球温暖化がすすんできている中で地球にクリーンな資源の1つとして、メタンハイドレートについて調べました。なぜメタンハイドレートにしたかというと、日本にも大量にうまっていて、毒性のガスの出る量がとても少なくていいなと思ったからです。まず、メタンハイドレートの一番の特徴として石油や石炭とくらべて温室効果ガスの出る量は20倍と非常に多いのですが、それは、空気中に放出した場合だけで、燃やしても水と少量の二酸化炭素しか出てきません。しかも、石油や石炭とちがって硫黄の出る量がとても少ないのです。さらに、メタンハイドレートから取り出したメタンは、車の燃料、ガスコンロなどの都市ガスにもなります。その排ガスはガス性が低いので安全です。しかし、メタンハイドレートには欠点がいくつかあります。まず1つ目は、日本の今の技術では海の底から無人でメタンハイドレートを取り出す技術がなく、さらに大量にうまっている太平洋側のメタンハイドレートには砂などの不純物が多く混じっていて、それらの技術を得るには、530億円ものお金が必要です。2つ目は、メタンハイドレートが放出されることです。先ほど言ったとおり石油や石炭とくらべ温室効果ガスの割合が20倍です。地球温暖化を防ごうとしているのにそのようなことがおこれば本末転とうです。3つ目は、メタンハイドレートも限りある資源です。日本にうまっているメタンハイドレートは100年分しかありません。100年分の量は多いようでとても少ないのです。この地球がなくなるまで5憶年あります。今から100年後まではいいかもしれませんが、その後はメタンハイドレートもなくなり530億円分の技術は無だになってしまうかもしれないのです。このことを調べてぼくは、メタンハイドレートだけに力を入れるのではなく、自然の力を利用した発電に力を入れると良いと思います。太陽発電もつくるのには、お金がかかるけど、設置すればこわれたり、太陽の光がなくならない限り発電しつづけます。風力発電は、年中風のふいている日本にとってはとても良い発電のしかただと思います。しかし、風力発電の要である風車が台風などによってたおれてしまうのです。その風車を強風にたえれる技術を持つように研究することも大事だと思います。地熱発電は火山の多い日本には、良いと思います。もっと様々な場所に設置をするべきだと思います。大都市への提供はむずかしくとも地方だけでも、まかなえると全然ちがうはずです。このようにメタンハイドレートよりもクリーンエネルギーがあるのに利用しないのは残念です。かといって、メタンハイドレートを発掘できるとすごいことです。ガスやガソリンとして使うのではなく、研究用に使ってほしいです。これからもメタンハイドレートをとり出す技術を研究していってほしいです。

 

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2018年12月01日