銅賞 海について

近畿大学附属和歌山中学校 3年 福井 眞奈加

 私のお母さんやおじいちゃんは海に関わる仕事をしています。
 例えば、船の販売や修理などをしています。
 夏になると、水上バイクや船に乗りに来る人が増えるそうです。秋になると、魚釣りに出かけるために船に乗りに来る人が増えるそうです。
 最近、お姉ちゃんがジェットスキーや小型の免許が取れる歳になったので、勉強をして免許をとっていました。お姉ちゃんが免許をとるために勉強しているのを見て、気づくことがたくさんありました。車の免許はとるためにたくさん勉強をして、教習所にも通ったりして長い時間がかかるイメージがあるので船も同じ感じなんだろうなと思っていました。でも、予想とは全然ちがってすごく短い期間でとれるということを知りました。
 私は家族が海に関わる仕事をしているので小さいころからよく船に乗ったり、ジェットスキーに乗ったりして海で遊んでいました。お母さんたちが船の運転をしていて、すごく簡単そうに見えていました。でも、お姉ちゃんが初めて運転した時に感想を聞くと、「難しかった。」と言われました。私はお姉ちゃんにその理由を聞くと、2つ教えてくれました。
 1つ目は船を港につける時に陸地との間隔が全くつかめなかったと教えてくれました。その時に私は初めて運転席からは船と陸地がどれぐらいの間隔なのか見えないので分からないということを知りました。
 2つ目は、ハンドルをどれだけ右に動かすと船全体がどれだけ右に曲がるのかという感覚がなかなかつかめなくてたいへんだったと教えてくれました。その日の風の吹きぐあいや、波の流れる方向によっても船が曲がるぐあいが変わるからだそうです。
 私は小さいころから、何度か船に乗っていて運転が難しそうだなと感じたことはなかったけど、お姉ちゃんが教えてくれたことを聞いて、お母さんたちがすごいなと思いました。
 今年の夏も、ジェットスキーに乗りに海に行きました。ジェットスキーは最近、どんどん大型も出てきていて馬力もどんどん大きくなってきていて、種類も増えてきているそうです。車と同じようにカスタマイズして、オリジナルのジェットも作れるそうです。
 お姉ちゃんも免許をとって自分で運転できるようになって1人で乗ってスピードを出して気持ちよさそうに風を切って広い海の上を走っている所を見ていると、私も早く免許とって自分で運転できるようになって海の上を走りたいなと思い、すごく興味を湧くようになりました。
 魚釣りやクルージングをしたくて船に乗りたいという人は、わざわざ自分の船を買わなくても、レンタルできるという事を知って、私はとてもびっくりしました。ある会員制度では、全国のマリーナ約百四十カ所で船を借りることができ、今ではハワイなどの海外でも船を借りることができるそうです。
 船の運転は初めは難しいかもしれないけれど、旅行に行く時など車で行くと渋滞などに引っかかってしまう可能性もあって時間がかかることがあるかもしれないけれど、船の場合は渋滞の心配もなく、早く目的地に着くことができます。
 ジェットスキーでレースをすると、とても盛り上がります。レースはだいたい四月から十月までが多く、全国でたくさん開催されています。レースの種目はたくさんあります。
 例えば、技を見せ合い、競うものや、時間内にコースを何周回れるかを競うものもあります。
 私は実際にレースを見たことはないけれどお父さんがたくさんでているので、いつかお父さんが出場しているレースを見に行きたいなと思っています。
 レースはジェットスキーだけではなく船でも開催されています。船にはビルフィッシュトーナメントというものもあります。有名な大会では日本中からクルーザーがたくさん集まり、早朝から開催されたりします。
 この作文を書くためにお姉ちゃんやお母さんに話を聞いて初めて知ったことがたくさんあり、海の仕事についてまた一段と興味が湧きました。

 

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2018年12月01日